軽い気持ちで彫ってしまった「イレズミ」で重い人生を背負っていませんか。
日本ではイレズミがあることで、これからの長い人 生、ハンディキャップを背負ってしまいます。いくつで治療を初めても遅くはありません。
思い立ったときがチャンスです。イレズミを除去し ましょう。
でも、どうせ除去するなら、キレイに取って、人生リセットする事をお奨めします。
ご存知ですか、イレズミ治療にはいろいろな選択肢があることを。
切る事、削る事、消して行く事等々。それぞれにメリットやデメリットがあります。
それら治療法の選択肢のすべてに、豊富な経験で精通しているからこそ、個人個人の都合に合わせたオーダーメイド治療を提案します。
個人個人の都合とは、時間をかけても綺麗に取りたい、傷が多少目立っても早く治したい、大きい範囲、小さい範囲、色が黒一色かカラーか、関節にかかっているか、皮膚に余裕があるか等々です。
例えば切除にしても、切って取って縫い寄せられればそれで良しではありません。これは計画手術であり、荷造りではありません。
切除後の変形、拘縮や肥厚性瘢痕ケロイドなどの発生を考慮しながら、患者様には切除が最適であるのか、どのような切除法が最適であるのか、他に最適な方法があるのか提案します。
例えばレーザー治療についてですが、レーザーでケロイドに成りやすい、レーザーでカラーのイレズミはとれない、等とコメントしている先生も散見されます。
もっと研究して、勉強してほしい。みんな、キレイに取れますよ。ただ、多少治療回数がかかります。
丁寧に少しずつレーザーで取るか、イレズミのない所も含めて手術で大雑把に取るかという違いです。もちろん、これらの治療を併用する場合もあります。
以下に、私がかつて行った治療法を列挙します。
1)レーザー治療 Q―ヤグレーザー (1064nmと532nm)
Q―ルビーレー ザー、色素レーザーなどの併用や重ね治療。
2)切除手術
①一括単純切除縫合
②一括切除皮弁移植術(直線的に縫合するには緊張が強すぎる場合に、周囲の余っている余裕を皮弁としてまわし込む)
③一括切除W-plasty、Zig―Zag 縫合
(直線的 に縫合しては術後瘢痕拘縮(ひきつれ)等が予想される場合、及びシワの方向に縫合線を入れ込み目立たない傷跡にする為等)
④分割切除(部分切除を2-3回組み合わせる)
⑤ティッシュ エクスパンダー(組織拡張器使用)法
皮下に組織拡張器を挿入し少しずつ生理食塩水を注入して膨らませ、人工的な余裕を作成しこの余裕を利用して切除縫合する
⑥全層皮膚移植手術
⑦分層皮膚移植手術
⑧メッシュ皮膚移植手術
3)皮膚削り(Skin abrasion)術
4)複合治療 部分切除+部分レーザー治療
皮膚削り術+レーザー治療